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【校長より】都工の歴史(その7)~大阪大空襲~

 太平洋戦争も末期を迎えると都工に悪夢が訪れます。昭和20(1945)年3月から8月にかけて大阪を大空襲が襲いました。

 6月7日の昼前に米軍爆撃機250機による爆弾と焼夷弾が授業中だった本校を襲いました。本館の一部、機械科の工場を除いて、林立していた施設が焼け落ちました。その後、焼夷弾1094発が確認されたとのことです。

 当時、都島区在住の竹中三子さんは小学校(当時は国民学校)1年生でした。当日(6月7日)は都島工業学校の食堂で働いていた母と一緒に地下の食堂にいたそうです。そこで一命をとりとめたそうです。竹中さんはご自身の体験を絵本に書き留めています。「みっちゃんの戦争」という絵本です。一昨年この絵本を本校図書館に寄贈していただきました。

 在校生の皆さんも、ぜひ図書館に行きこの絵本を手に取って、79年前の本校での出来事を感じとってください。(その8に続く)

「みっちゃんの戦争」表紙

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「みっちゃんの戦争」本文

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