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【校長より】都工の歴史(その10)~図書館改装~

 昭和20(1945)年6月の大阪大空襲で、1094発の焼夷弾により本館の一部を失った本校ですが、幸いにも図書館は戦災を免れました。その図書館は昭和24(1949)年3月に大阪市学校図書館のモデルとして指定されました。さらに昭和25(1950)年5月、大阪市教育長より、優秀学校図書館として文部省へ報告されたことを受け、文部省では改訂学校図書館手引の全国学校図書館一覧表に本校名を掲載し、全国関係者の見学の対象としました。

 そこで、一層充実した内容と優秀施設をもつ近代図書館の実現をめざすことになり、PTAの多大なる協力のもと、改装工事を行うことになりました。そして、12月に改装工事が完了し、全校生徒ならびに教職員が利用できるようになりました。戦争で大きな被害にあった学校にもかかわらず、素晴らしい図書館が戦火を逃れたというところに、本校の伸びゆくたくましい力のあることを感じずにはいられませんでした。

 現在の本校の図書館も、図書部や図書委員会の生徒や図書課の先生方が様々な発信をしてくれています。ぜひ生徒の皆さんも図書館でじっくり読書などしてみてはどうですか。(その11 に続く)

改装なった昭和25年当時の図書館

11_改装なった図書館.jpg

(その1)からご覧になる方は こちら から