【校長より】都工の歴史（その11）～生徒の実力挽回著し～
戦争のさなかから、戦災、戦後にかけて、生徒の実力が低下したことは紛れもない事実でした。本校では戦後生徒の実力挽回に向けて全教職員が一丸となって努力しました。終戦直後、機械なき実習、図板なき製図は涙の種でした。しかし、勉強への意欲は年とともに増大しました。短縮された学年でどのように社会の要望に応える卒業生を育成するか、先生方は熱心に討議し研究しました。伝統に輝く都島の卒業生として安心して社会に送り出すために課する教科課程が幾度も作り替えられました。こうして昭和25年頃ごろからの卒業生は、都島の昔日の名声を著しく挽回してきました。
この頃から生徒の卒業作品に優秀さが目立ち、スポーツ、文化クラブの活躍が際立ってきました。そして遂に、本校において後世まで語り継がれる物凄い出来事が起こります･･･（その12 に続く）
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