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【校長より】都工の歴史(その16)~新校歌制定~

 創立45周年記念行事の一つに「校歌制定」がありました。その前年の昭和26(1951)年、新時代の本校にふさわしい新校歌を制定したいという希望は前々からあって、既に幾回となく教職員・生徒からこれを募集しましたが、どうも取りあげるまでの優秀な作品を得られず、月日が経過してきました。そこで、7月に、教職員の間に12名の校歌制定委員会が結成され、これらの方々に新校歌制定の件が委嘱されました。委員の方々は、その後熱心に何回となく集まって研究し討議しましたが、卒業生の要望もあり、学校長の意向も汲んで、歌曲は大正の末期に、永井幸次氏によって作曲された校歌をそのまま用いることとし(その4参照)、その曲に合う歌詞を何回となくつくりかえて検討した結果、ついに国語科の森脇美知子教諭のつくられた歌詞を採用することに決定しました。昭和27(1952)年3月の卒業式には全校生徒によって力強く合唱されました。

 現在の校歌の歌詞がここに誕生することになりました。なお、上述のように、現在の校歌のメロディーは大正末期、今から約100年前に作曲されたものです。歴史と伝統が感じられる荘厳なメロディーですよね。(その17へ続く)

新校歌

17_新校歌.jpg

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