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【校長より】都工の歴史(その20)~土木・建築新校舎の消失・・・~

 昭和31(1956)年、最新の工法により、待望の土木建築別館が落成しました。その喜びもつかの間、翌年に悲劇が訪れます・・・。

 昭和32(1957)年、本校は創立50周年を迎えました。記念式典、記念展示会、体育祭、文化祭などの記念行事が挙行され、都工50年の伝統が力強く示され成果をあげて終了しました。ところが、その翌日、午前4時ごろ、土木建築木造校舎の北端近くより出火し、臨時増員の宿直員4名の早期発見、必死の消防活動にもかかわらず、数日前にペンキを外壁にぬり変えた校舎は油をそそいだように燃えたけり、木造校舎1棟は全焼してしまいました。出火原因は消防、警察の詳細な調査にもかかわらず、判明せず、原因不明として処理されました。

 この焼失校舎の復興は、直ちに着手され、前年新築された土木建築別館の東側に、ほとんど同形の鉄筋3階建て新館が、昭和34年5月に竣工し、土木建築科の施設は一段と充実したものになりました。(その21へ続く)

21-1_土木建築科校舎延焼.jpg

21-2_土木建築科木造校舎の消失.jpg

21-3_焼失した木造校舎.jpg

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